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コラム

中野ブロードウェイと自炊エスニック

中野ブロードウェイと自炊エスニック

執筆者 / 山本真梨子
活気のある中野ブロードウェイの地下
サブカル店の多い上の階とは雰囲気が違い生活感が満載

 1966 年に、有名人も多く住む先駆的な商業住宅複合ビルとして開業した中野ブロードウェイ。栄枯盛衰を経て、「まんだらけ」の出店をきっかけにサブカルの聖地として有名になっていった。
 近年は高級時計の店が増え、世界中からサブカル好きや時計マニアなど多くの人たちが訪れる一大観光スポットだ。
 そう聞くと、なんだか特別な人たちが行く場所のようにも思うが、開業当時から続く喫茶店「絵夢」や「A ライセンス」、老舗の台湾精進料理の「香林坊」、美容院やクリニックもあるなど、生活と密接したお店とサブカル系のお店が混在してカオス感を漂わせている。


所狭しと食材が並ぶBM SPICEの店内
料理好きの店主に使い方を聞いてみるのも楽しい

 中野ブロードウェイ商店街の青木理事長によると、1日平均で3万1000人が訪れ、そのうちなんと4割が地下街に足を運んでいるらしい。地下には食品、日用品のお店が並び、八百屋や魚屋から、「はい、小松菜100 円~」「アジ5 枚で安くするよ~」と昔ながらのかけ声が飛び交う。

 アジアのマーケットの活気がただようフロアには、本誌で紹介した幸福物産店や、フィリピン食材店や韓国惣菜店などが並ぶ。自宅でエスニック料理を作りたいと思ったら、ブロードウェイの地下と、そこから徒歩5 分くらいのハラル食材店BM SPICE に行けば、たいていのものは揃ってしまう。見たことがない食材があればお店の人に聞けば教えてくれるし、欲しいものがあれば相談すれば仕入れてくれるかもしれない。そんなやり取りができるのも楽しい。

 ますます多文化があふれる中野で、世界の味をお店でも家でも楽しんでみてください。